マグネシウムサプリメントの血圧への効果

2002年、米国ジョンンズ・ホプキンス大学医学部の研究者らは、マグネシウムサプリメントと血圧の関係についてメタ解析の研究結果を報告しています。

背景: マグネシウム摂取の増加は血圧を下げるかもしれない。しかし、臨床試験からのエビデンスが一貫していないので、恐らくサンプル数が少ないか研究デザインが異なっている結果かもしれない。マグネシウムサプリメントの血圧への効果について無作為臨床試験のメタ解析を行なった。評価基準を満たす20の臨床試験を特定した。

結果: 20の研究には、高血圧グループ14と正常血圧グループ6の合計1,220人の参加者が含まれている。マグネシウムの投与量は10〜40 mmol/日 [中央値、15.4 mmol/日 (374 mg/日に相当)]の範囲であった。マグネシウムサプリメントは、血圧を少し総合的に下げるのみであった。しかし、マグネシウムには明らかな用量依存的効果があり、マグネシウム投与量各10 mmol/日の増量によって収縮期血圧4.3 mm Hgと拡張期血圧2.3 mm Hgの降圧があった。

結論: メタ解析でマグネシウムサプリメントからの用量依存的血圧低下効果を認めた。しかし、マグネシウムサプリメントの十分に高い投与量による適量試験を確認のために行う必要がある。

(Jee SH, Miller ER, Guallar E, et al. The Effect of Magnesium Supplementation on Blood Pressure: A Meta-Analysis of Randomized Clinical Trials. Am J Hypertens 15:691-696, 2002)

2010年9月30日公開

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